先日、屋久島の小学校・中学校において、学校給食に鹿肉を提供する機会をいただきました。
それに先立ち、安房小学校の生徒たちに向けて「屋久島の恵み~イノチの循環と食育のお話」というテーマで授業を行いました。
命をいただくことへの理解を深める
私たちが日々食べているものは、どこから来ているのか?誰が作っているのか?
そうした問いかけを通じて、食べることへの関心を高め、食材の背景にある「イノチ」に目を向ける機会を提供しました。
また、屋久島において有害鳥獣とされている屋久鹿の現状についてもお伝えしました。
ただ駆除するのではなく、その命に感謝し、資源として有効活用することの大切さを伝えることで、
「いただきます」という行為の意味を深く考える機会となりました。
学校給食でのジビエ体験
授業の後には、子どもたちと一緒に給食を食べる時間を持ちました。
この日のメニューには、私たちが提供した屋久鹿の肉が使われており、子どもたちにとってジビエを食べる貴重な機会となりました。
「おいしい!」という声や、「鹿肉ってこんな味なんだ!」といった驚きの反応もあり、
普段口にすることのない食材に興味を持ってもらえたことを嬉しく思います。
これからの展望
今後も、屋久島の豊かな自然の恵みを活かしながら、食育を通じて命の大切さを伝えていきたいと考えています。
学校給食へのジビエ提供だけでなく、地域の子どもたちが「食」と「命」について考える機会を増やしていけるよう、引き続き活動を続けていきます。
屋久島の自然と共生しながら、持続可能な食の循環を実現するために、これからも皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。


